■2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™決勝 日本代表 3ー2 アメリカ代表(日本時間22日、フロリダ州ローンデポ・パーク)
侍ジャパンが前回王者のアメリカ代表を3-2で下し、14年ぶりに悲願の世界一奪還を成し遂げた。試合後に行われた会見で栗山英樹監督(61)は、ダルビッシュ有(36)と大谷翔平(28)の登板について「二人とも『いきます』と言ってくれた」と明かした。
準決勝以降のアメリカでの登板について「僕は一言も、(大谷)翔平もダルビッシュも投げないとは言っていない」と栗山監督。大会スケジュールを見たときから「準々決勝から準決勝、決勝と時差のあるなか、中4日でいけるか」と考えていたというが「彼らが勝ちたいと思ったときにアプローチしてくれると思った」と、栗山監督からはあえてアプローチをしなかった。「二人ともあるタイミングで『いきます』と言ってくれた」ことで豪華リレーが実現した。
大谷は「3番・指名打者」として試合にスタメン出場していたため、試合中にブルペンとベンチを行き来する珍しいケースに。栗山監督は練習中に動線を確認したりしようとしたというが大谷は「大丈夫です、自分でやりますから」と言ったといい「翔平らしいな」と笑った。
3大会ぶりに世界一を達成した侍ジャパン。「選手たちが嬉しそうにしていたのでそれが嬉しかったです」と選手を称えた栗山監督。最後は「いろいろと有り難うございました」と話し退席し、報道陣から拍手が送られた。