12年経っても変わらぬ田植踊への思い

宮城県に避難してきた松本理奈さん。仙台市内の大学に通っています。初めて田植踊を踊ったのは12年前、震災直前の2011年2月でした。

「ちょうどこの年に踊り始まったから、これが最初で最後の安波様で踊ったやつですね」

ふるさとの田植踊を残したい。その思いは今も変わっていません。

今は別々の場所に住んでいるかつての請戸地区の住民たちは定期的に集まって、踊りの練習を続けています。震災後に生まれた子どもたちも練習に参加するようになりました。

踊りの指導者を務めるのは、佐々木繁子さんです。

「(松本さんは)遠い中よく来てくれて、指導力もあって大変助かってますよね。ばらばらになっちゃってね。みんな集まっての練習とかつなげるとかとっても難しくなってますよね」

松本さんが踊り続ける理由は「伝統を絶やさないため」だけではありません。