19日宮崎で開花が発表された桜の話題です。田園風景に凛と立つ姿が美しい国富町の「大坪の一本桜」です。現在、桜とその周辺に植えられた菜の花が見ごろを迎えています。

国富町の「大坪の一本桜」。

地元の人が神木として崇める樹齢150年の山桜です。

その桜の隣には菜の花が咲き誇り、訪れた人たちが写真を撮るなどしていました。

この菜の花を植えたのは、中村タミさん、85歳。

3年前に亡くなった夫・満吉さんの遺志を引き継ぎ、菜の花を植え始めました。

(中村タミさん)「他の作物を作らなくなったので、花を植えようかなと思って。主人が(菜の花が)好きだったから。こんなふうにしたかったんじゃないか」

夫婦の愛情が込められた菜の花。

一本桜との共演が、訪れた人の目を楽しませています。