雄大な磐梯山、それを映し出す曽原湖の湖面。北塩原村のゲストハウス「バンダイレイクサイドゲストハウス」は豊かな自然に囲まれています。

金光さんと栗田さんが開いたバンダイレイクサイドゲストハウス



このゲストハウスを運営するのが金光弦太さんと栗田純一さん。2人は男性同士のカップルです。

金光弦太さん「中学生ぐらいから自分はちょっと違うかなとは感じていました。  時代も時代でしたので認めるというよりかはまあいつか治るのかなと楽観的に考えていました」

栗田純一さん「学生の頃から)本当にごく一部なんですがゲイに偏見を持っている人からからかわれたりとかはありました」

左から金光弦太さんと栗田純一さん。2人でゲストハウスを切り盛りする。



金光さんは16年前、裏磐梯を訪れた時に自然の美しさに魅せられ移住を決意しました。その後、北塩原村のリゾート会社に就職、LGBTQの交流の場づくりなどに携わりました。金光さんは自分が同性愛者であることを当時、上司にカミングアウトしていて、心強い味方だったと話します。




金光さんの当時の上司・高野美鳥さん「ものごしがすごくスマートな方で、とても素晴らしい空間を持った方です」

金光さんとは出張先で知り合ったという恋人の栗田さん。

ゲストハウスでは食事の担当をし県産の食材をふんだんに使った料理で宿泊客の100点の笑顔を見るために毎日献立を考えているそうです。

浦部アナ「きょうは何を作るんですか?」

栗田さん「しゅうまいとキャベツを使ったオイスターいためを作ろうかなと思います」

買い物中の栗田さん。ゲストハウスでは食事を担当する。


現在は笑顔に囲まれている栗田さん。しかし移住前の東京での生活は苦しいものだったと話します。

栗田さん「飲み会でキャバクラに行こうとかいう際に、全く興味がないので断ったり断りづらい状況というのが嫌でしたね」

金光さんとの出会いをきっかけに栗田さんも裏磐梯に移住。周りの勧めで4年前に、ここ、「バンダイレイクサイドゲストハウス」を2人で立ち上げました。

金光さん「人と人の距離が空いているのがある意味田舎のいいところでもある」