新潟県佐渡市の海岸に18日、大量のホタルイカが打ち上げられているのが見つかりました。原因は分かっていません。

ホタルイカが打ち上げられていたのは新潟県佐渡市の羽吉海岸です。地元の漁師によりますと、18日朝、波打ち際の海岸に数十メートルに渡って大量のホタルイカが打ち上げられているのを見つけました。砂浜が薄いピンク色に染まり、砂が見えないほどだったそうです。

ホタルイカが産地の富山県の「ほたるいかミュージアム」の小林昌樹館長によりますと、「ホタルイカの身投げ」と呼ばれる現象ではないかということです。

富山県の海岸でも、まれに見られる現象で、産卵時期のホタルイカが海岸近くに来た際に方向が分からなくなり岸に打ち上げられることが理由の一つして考えられるということです。

佐渡市の海では春先になるとホタルイカも獲れるということですが、今回のように大量に海岸に打ち上げられるのは珍しいそうです。

ただ、岸に打ち上げられたホタルイカは砂などを多く含んでいるため食用には適さないとしています。
