今年度いっぱいで120年の歴史に幕を下ろすという新潟県糸魚川市立木浦(このうら)小学校の児童たちに、学校の思い出や地域の風景を描いた『かるた』が贈られました。

全校児童がたった9人の木浦小学校で17日に開かれた『かるた大会』。
事前に中嶋里子校長が地域の人に読み句を募集して、かつて母親が木浦小で音楽を教えていたというイラストレーターが取り札の絵を描いたものです。

3月の閉校を前に、児童や地域の思い出にしてもらおうと作られました。

【イラストレーター 細谷晶夫さん】
「ちょっとした思い出になればいいかなと。この土地の記憶として残ってもらうとうれしいなと思います」

【児童たち】
「かるたのイラストがすごくかわいかったです。木浦の風景を思い浮かべながら楽しく遊べてよかったです」
「いっぱい札をとれました。鬼舞神社のところを思い出します」

一人ひとりにプレゼントされたこの特別なかるたは、木浦小を記憶する大切なアイテムになりそうです。