きのう、岸田総理との首脳会談に臨み、悪化した日韓関係の改善に大きく踏み出した韓国の尹錫悦大統領。きょうも菅前総理らと会談するなど精力的に動いていますが、韓国国内では批判も出ています。ソウルから同行している渡辺支局長の中継です。
尹大統領は朝から日韓議員連盟の次期会長に就く菅前総理や、自民党の麻生副総裁らと相次ぎ会談していて、会場の周囲には厳重な警備が敷かれています。
精力的に活動する一方で、きのうの首脳会談については韓国内で批判が出ています。
まず、メディアの反応です。「未来志向的な協力関係で行こう」との見出しで成果があったと伝える記事がある一方で、韓国が徴用工問題の解決策を示したのにもかかわらず、日本が「呼応措置に言及」しなかったとの指摘があります。他にも「日本の外交的圧勝」「過去史埋めた」など、批判的な見方も見られます。
けさ取材したソウル市民の反応です。
市民
「すごく屈辱的じゃないか。今回の首脳会談はちょっと心が痛かった」
「関係はさらに進んでほしい部分もあるが、いくら進展しても歴史的な問題は必ず指摘しなければならないのではないか」
「過去の歴史の清算がなければ、革新政権に変わったらまた破棄になるようなことが発生するのではないか」
きょうこの後、経団連との昼食会や未来を担う大学生に向けた講演を行うことにしている尹大統領。今回の首脳会談を通じて国内にくすぶる「日本に譲りすぎ」との批判に十分答えられたかは不透明で、帰国後は世論の説得に苦労する事になるかもしれません。
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