3大会ぶりの世界一へ、16日にイタリアとの準々決勝に挑む侍ジャパン。準決勝以降はアメリカで行われるため、日本での試合はイタリア戦が最後となる。

先発が発表されている大谷翔平(28)のあとには、ダルビッシュ有(36)のリリーフ登板が予想されている。試合前日の練習を終えたダルビッシュも「自分としても最後になる可能性があるのでしっかり感謝を持って投げたいと思います」と、自らの日本ラスト登板を示唆した。

ダルビッシュはMLB組で唯一、2月の宮崎合宿からチームに合流。ここまで1か月、チームにもたらした影響は計り知れない。「昔はもう、そういうタイプじゃなかったんですけど、今は全く逆で、誰とでも話ができます」と言うように、若手とも積極的にコミュニケーションをとり、技術や知識を惜しみなく伝えた。

練習後には、即席サイン会を開くなど、チーム最年長が積極的にファンサービスを行ったことで、後輩たちも当たり前のようにファンのサインに応じてきた。

ダルビッシュ投手:
アドバイスとかっていうとやっぱりちょっと上からになってしまうので、自分はそういうつもりはないですし、自分も勉強しに来てるのでお互い意見交換しながらお互いが成長していければいいなというふうに思います。

このような姿の裏には14年前の経験がある。