カタールでの感動から4か月。3月15日、新たなスタートを切る森保一監督率いる日本代表が、3月24日ウルグアイ戦(国立競技場)、3月28日コロンビア戦(ヨドコウ桜スタジアム)に望む代表メンバー26人を発表。新生森保ジャパンの一員として、ガンバ大阪からGKの谷晃生選手とDFの半田陸選手が選ばれた。

森保監督が、「より幅広く選手層を厚くして強くして最強の日本代表をつくっていこうと考えている」と語ったメンバーは、カタールワールドカップから10名の選手が入れ替わった。

東京オリンピックでも、正GKとして活躍した22歳の谷選手は、今年、湘南ベルマーレから復帰。東口順昭選手との激しいポジション争いの中、3試合に先発出場している。

今年、モンテディオ山形から移籍してきた21歳の半田陸選手は、森保監督が、「以前から注目していた。今回、移籍で力をつけてきている。いい守備からいい攻撃につなげる選手」と評価した。ガンバ出身で現在オーストリアのLASKでゴールを量産している、22歳の中村敬斗選手も初召集。「ヨーロッパの舞台でも存在感を放っている選手」と期待感を示した。その他、セレッソ大阪出身で、現在は、スイスのグラスホッパーCZに所属する22歳のDF瀬古歩夢選手も新たな代表メンバーに名を連ねている。

森保監督は、「今回チャンスをもらったメンバーには、存在感をしっかりみせてほしい。経験の浅い若い選手にもチャンスを与えながら、成長してもらえればと思う」と語った、20代前半の期待の若手選手が加わった森保ジャパンの第2章、2026年のカナダ・アメリカ・メキシコワールドカップにむけての戦いが、ついにスタートを切った。