アジアで最大規模となるゴルフ旅行の商談会「アジアゴルフツーリズムコンベンション」が宮崎市で開かれています。
商談会には宮崎県内の企業も参加し、海外からの誘客に向けてアピールしました。

「アジアゴルフツーリズムコンベンション」は、2012年からアジア各国で毎年開かれているゴルフ旅行の商談会で、今回、国内で初めて宮崎市を会場に開かれています。

(三浦功将キャスター)
「会場は100のテーブルが並べられています。テーブルの向こう側にいるのはゴルフ場ですとか、ホテルの関係者。それぞれのテーブルに旅行代理店などの関係者が席に着いて商談を進めています」

商談会は14日から3日間の日程で開かれていて、およそ30の国と地域から300人余りが参加。国内外のゴルフ場やホテルの関係者が旅行会社に対し、施設の魅力をアピールしました。もちろん県内の企業もこのチャンスを逃すまいと熱心に商談に臨んでいました。

(ドイツの旅行会社)
「(シーガイアは)2つのゴルフ場を有していて、ホテルとゴルフ場が非常に近く、サービスも素晴らしいので、非常に期待している」

(フェニックスリゾート国際営業課 税田理枝課長)
「街の方(観光)とリゾートのゴルフと一緒に組み合わせたようなパッケージで作りたいと具体的な話をした。まだまだ、これからありますので、もっともっと宮崎全体でアピールしていきたいと思う」

期間中には、商談会だけでなくゴルフ場の視察などもあり、県では、宮崎の恵まれたゴルフ環境を世界に向け発信していきたいとしています。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「宮崎だけで受け入れるのではなく、宮崎のあとに京都だとか、富士山に観光に行っていただき、周遊ルートの中にゴルフという強みで宮崎をデスティネーション(旅行先)の一つとして選んでいただけるきっかけになるのではないかということを楽しみにしている」

県内を訪れた外国人のゴルフ観光客は、2019年はおよそ4万人でしたが、その後はコロナ禍の影響で減少し、去年は、およそ5900人となっています。

ゴルフをきっかけとしたインバウンドが、アフターコロナの県内の新しい観光戦略となりそうです。