もう一度、就実のユニフォームを着れる、そして戦える
仲間ともう一度、同じユニフォームを着てコートに立つ。

(就実高校卒業生 岩本沙希さん(元主将))
「もう一度就実のユニフォームを着て、コートに立てる喜びを前面に出して。就実のバレーをして、全て出し切って終わりたいと思います」
対戦相手は、昨年夏のインターハイを制した、大阪の金蘭会。相手にとって不足はありません。ラストゲームが始まります。

3月12日。特別試合を後押しするような晴天に恵まれました。
卒業生たちのラストゲームが始まりました。相手は昨年夏のIHを制した大阪の金蘭会全国レベルの一戦です。コートで躍動したのは、強い思いで臨んだ卒業生でした。

就実らしい「粘り強さ」で一球に、一瞬に、思いを乗せた選手たち。3セット行われた特別試合には敗れましたが、結果よりも彼女たちの表情が印象的でした。

(就実高校女子バレーボール部 西畑 美希監督)「ここで学んだことを活かして。必ず活きてくる日が来ると思うから」
同じ目標を目指した後輩たちに、別れを告げる卒業生たち。

「ありがとう」「頑張ってね」「また会おうね」
就実OG・石井優希選手(久光)「応援団含めて、すごく感動」

試合後、選手らに特別試合をプレゼントした就実OGの石井選手らは、自らの高校時代を思い返しているかのように、会場の様子を振り返りました。

(久光スプリングス 石井優希選手(就実OG・倉敷市出身))「就実と金蘭会のゲーム前の練習が行われていて、そこのシーンは見ていた。応援団を含めて、すごく感動するものがあった」

応援団の声援を背に、選手たちはひたむきにボールを追いかけました。
(久光スプリングス 石井優希選手(就実OG・倉敷市出身))「やはり高校のスポーツって、やはりプロとは違う。本当に全力」