ことし長崎県から初めて2校が同時出場する『春のセンバツ』
今回は大会3日目に登場し、兵庫県の社高校と対戦する『海星』をご紹介します。

加藤 慶二 監督:
「自分が何をしに行くのか、このチームで何しにいくのか、明確なはずだから。もちろん長崎日大より絶対早く帰らないぞ。うちの方が長くいるぞ」

ライバル 長崎日大の存在が、冬の厳しい練習の原動力になりました。
去年夏に続き2季連続で甲子園に出場する海星ナイン!
このチームの最大の武器は「機動力」です。

18人の半数が 50メートル走 6秒台前半

加藤 慶二監督:
「走力のある選手が多いのでかき回す」

長打力は乏しいものの、メンバー18人中、半数が50メートルを6秒台前半で走ります。
“1歩目の強さ” や ”スライディングの速さ” など、細かい部分も追い求めて この冬磨いてきました。

田川 一心主将:
「機動力ってのをしっかりと伸ばした冬にしてきたので、それを甲子園の舞台でもしっかりと走る勇気を持って。
相手の隙があれば “次の塁” “次の塁”というのを、甲子園でもやっていきたいと思います」

緩急が持ち味の吉田 チェンジアップに磨きがかかった高野

ことしのチームは『左右 2枚看板』が軸。
海星が掲げる「3点取って2点以内に抑える」野球に欠かせない2人です。

緩急が持ち味のサウスポー 吉田は、この冬でストレートの質と変化球の精度が増しました。

吉田 翔 投手:
「本当に夢の舞台だったので、そこで自分の投球ができるっていうのはとてもワクワクしています」

高野は168センチと小柄ですが、強気なピッチングが持ち味でバネがあり、球速は140キロに迫ります。

高野 颯波投手:
「(甲子園は)強いチームがいっぱいいると思うので、そこにどれだけ自分のボールが通用するかっていうのを試したいです」

神村学園との練習試合で仕上がりを確認

今月5日の練習試合に迎えたのは鹿児島の強豪・神村学園。
先発は、右の高野でした。
この冬、精度を高めてきたカットボールとスプリットを軸に4回1失点8奪三振の好投でマウンドを降ります。