宮城県気仙沼市に17歳の高校生の語り部がいます。震災を体験したのは5歳の時。その当時の記憶を次の世代に伝えていきたいそうです。山本キャスターがその思いを聞いてきました。

記憶を紙で表現 高校生たちの3.11

放課後、生徒たちが教室に集まっていました。1枚の紙を折ったり、破いたり…何をしているのでしょうか。

気仙沼高校3年
「なんかよくわかんないこと起きているなって。怖かったり、不安だったりからのぐちゃぐちゃな気持ち」

気仙沼高校2年
「幼稚園のバスに乗りながら親を待っていた。その時に食べたのがおにぎりだった。 三角形の」

自らが経験した東日本大震災。その記憶を紙1枚で表現していました。

気仙沼高校2年 岩槻佳桜さん
「紙で表現することによって、言い表せない感情や客観視したものが作り出せる」

この取り組みを考案した岩槻佳桜さん(17)。宮城県・気仙沼市に暮らすごく普通の高校生ですが、もう1つ別の顔があります。