■バリアフリーは車イスだけではない
車イスだけではありません。目や耳が不自由なお客さんも園内を楽しむことができるんです。スマホのような端末で、周りのエリアの説明をしてくれます。アトラクション(イッツ・ア・スモール・ワールド)に入れば、目が不自由なお客さんにその情景を音声ガイドしてくれます。

(音声アナウンス)エルサのそばでスケートを楽しむアナとオラフ。
(音声アナウンス)左側にはくるくる回るペンギンの群れ。
上村彩子キャスター
「情報を聞いた上でそのシーンを思い浮かべながら顔を向けることができるので、一緒に乗ってる人と会話も楽しめそうですね」
さらに、耳の不自由なお客さんには字幕でガイドをします。
一方、レストラン「チャイナボイジャー」にも強力な助っ人がいます。実はこの人、二刀流キャストなんです。
(音声)「耳の四つある人間がいる」
(手話通訳キャスト)手話で伝える。
もうひとつの顔は手話で同時通訳行う“手話通訳キャスト”です。
ウミガメのクラッシュとお客さんが会話できるこのアトラクション(タートル・トーク)で
手話の同時通訳を行っているんです。

上村彩子キャスター
「クラッシュの表情に合わせて、大きくパフォーマンスしていましたが、こんなに手話で動きも大きく会場の雰囲気にぴったり合ったパフォーマンスを初めて見ました」
右側にいる女性も別のアトラクション(キャラバンカルーセル)の案内役と兼務しています。
手話通訳キャスト 櫻庭登貴子さん
「聞こえない方たちがたくさんのパークに遊びに来て頂いて、同じ時間を共有して一緒に楽しんでいけたらいいと思っているので」
手話通訳キャスト 立田範子さん
「普通の通訳と違ってディズニーらしさを大切にして、みんなが笑ってる時に(耳の不自由なお客さんも)笑ってもらえるように心がけています」
ディズニーの世界観を全ての人に共有したい。園内はそんな思いで溢れています。
車イス利用のお客さん
「みんなで同じ景色を見て話が出来るのは楽しい」
“みんなで笑顔になれる場所”それが東京ディズニーリゾートなのです。