鳥取県境港市の観光拠点「水木しげる記念館」が、リニューアル工事のため9日から約1年間休館となります。
8日にはセレモニーが行われ、ファンらがしばしの別れを惜しみました。


休館前最後の営業日となった8日の夕方、水木しげる記念館の前には妖怪たちが集合し、来館者を温かく見送りました。

水木しげる記念館は、20年前の2003年3月、故水木しげるさんの誕生日に合わせてオープン。これまでの来場者数は430万人を超え境港の観光の拠点となっていました。

今回、施設の老朽化に伴う工事のため、9日から約1年間休館となります。

8日に行われたセレモニーには、大勢のファンが詰めかけました。

水木しげる記念館 庄司行男 前館長
「この記念館がオープンしてきょうでちょうど…20年、その間多くの方に入館していただきました」

しばしの別れを惜しみ、ファンらは手を振り続けました。

ファン
「いろんな人のいろんな思いがあってこの記念館があったんだなって、すごく思って心にきてます」

境港市 伊達憲太郎市長
「この記念館があることで全国的に認知度が非常にアップしたと思っています。すごく多方面なところがある水木さんをですね、しっかりと楽しく伝える施設にしていきたいと思います」

リニューアルオープンは来年春ごろ。
どんな記念館に生まれ変わるのか注目です。