鳥取県智頭町の三滝ダム、山の頂から降りてきた紅葉は湖面の近くにまで達しています。
町の中心部から曲がりくねった山道を車で走ること30分程、芦津渓谷など険しい谷の木立を縫うように分け入ると、標高729メートル、発電のために作られたダムの周りはぱっと視界が開けます。
ひんやりとした空気の中、赤や黄色の秋の色に染まった紅葉は水面にも映り、豊かな自然が織りなす美しい景色となっています。
林業の町らしく周りの多くはスギの植林ですが、モミジやカエデは誰が植えたわけでもなく、山の環境の中で自生しています。
この辺りは鳥取県でも最も雪が深いところのひとつ、ひとときの錦の季節が過ぎると谷に冬の足音が迫ってきます。
  













