福島とウクライナ 心が共鳴した歌声

コンサート当日。この日、ウクライナの少年少女4人が津波被害のあった地を訪れました。

戦禍を逃れ、日本に避難してきた渋谷カリムさんは、震災当時の話にふるさとで起こっている現実を重ねます。

渋谷カリムさん(11)「ミサイルがいっぱい落ちてきて、やばいやばい、どうしようって怖かったです」

そして、いよいよ初めての顔合わせ。お互いに緊張した表情です。
満足な練習もせずに果たしてうまくいくのか?

大杉二葉さん(高2)「誰かひとりでも多くの人に、希望とか勇気とか私たちの歌に込めた思いを届けたい」

半信半疑の中、迎えた本番。

日本語の歌詞に、ウクライナ語を交えて歌います。

リセンコ・アデリーナさん(17)「生き残っている人とか、今生きている人が思いをつむいでいって、よりよい未来、世界にしていきたい」

心と心が共鳴した歌声は、聞く人の心に突き刺さります。

そして、ふるさとの復興を願う健気な姿は勇気となりました。