■新体操・コントロールシリーズ第2戦(7日・町田市立総合体育館)
9月に開催される杭州アジア大会の新体操代表選考会が行われ、16歳の海保結愛(イオン)と鶴田芽生(名女大Jr新体操クラブ/名古屋女子大学高校)が初選出された。新型コロナウイルスの影響によりアジア大会が一年、延期となったため当初代表だった松坂玲奈(22・東京女子体育大学/ヴェニエラRG)も選ばれ3人が代表の座をつかんだ。
新型コロナウイルスの影響によりアジア大会が一年延期となり、再び行われた代表選考会。第1戦(2月)と第2戦との比較で、より高いスコアを採用し代表を選出した。
共に16歳で初の日の丸を背負う海保と鶴田。演技後のインタビューでは対象的な姿を見せた。海保の表情には笑顔がなく「代表になれたことは嬉しいが、演技は悔しい部分が大きい」とフープでのキャッチミスをあげた。しかし、その後のボールやリボンでは高得点を獲得し、全体トップで日本代表に内定。アジア大会では「やるべきことを4種目やりきって、そのあとに結果が付いてくるような試合をしたい」と目標をかかげた。
一方、鶴田は「正直びっくり。代表になれたことは嬉しい」と笑顔。演技では本人の武器である手足の長さでダイナミックな表現を見せ初の日本代表を勝ち取った。「日本代表として皆さんに応援してもらった分、演技で返したい」と活躍を誓った。
延期される前の日本代表に選出されていた松坂は「楽しみだった大会なので楽しみが長引いたと思いたい」と約5か月前のインタビューで語っていた。ポジティブにとらえ、再び代表選考会に挑戦し、つかみ取った国際舞台の切符。本番に向けて「持っている力を出し切る。4種目ミスなくやり遂げる」と力強く語った。
(写真左から鶴田選手、海保選手)