(里之園さん)「県外や周りの人から鹿児島はこんなに素材があるのに、かわいいお菓子や加工品がないと言われて。地元のものを活かしたかわいいものを作って県内外の方に楽しんでいただけたらと思った」


鹿児島ならではのスイーツづくりをスタートさせましたが、はじめは食材を提供してくれる農家を探すことに苦労したといいます。

(里之園さん)「お断りされるかもしれないというのも考えながら、女性一人なので怪しまれる人もいる。私はゼロベースで始まっていて、歴史もないのでしっかり説明して。結構勇気を出して毎回行っていました」

30か所以上に直接足を運んだ里之園さん。協力者は徐々に増え、今では日置市をはじめ、南さつま市や徳之島などから10種類以上の食材を提供してもらっています。



里之園さんに食材を提供している、日置市のいちご農園です。

(吉田ファーム 吉田稔さん)「濃い目の色で、食べたときに汁がじゅわっとくる感じでジューシー」

この地元産のイチゴが映えスイーツの材料のひとつ。農家が大切に育てた恵みです。