■カーネクストWBC強化試合 日本代表ー オリックス(7日・京セラドーム)
9日に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を前に、オリックスとの最後の強化試合に臨んだ侍ジャパン。大谷翔平(28)は2試合連続で3番・指名打者、これまで5試合で4番を任されていた村上宗隆(23)が6番、代わって4番には吉田正尚(29)が入った。
1回、1死から2番・近藤健介(29)が四球で出塁すると3番・指名打者の大谷が打席へ。大歓声に包まれた第1打席は緩いカーブを2球空振りし、カウント1-2と追い込まれたが、ストレートをセンターに弾き返し前の試合から3打席連続となるヒットを放った。大谷がチャンスを広げると4番の吉田がライト前へタイムリー、この日もメジャー組が打点を挙げた。2死一、二塁となったところで6番・村上がカウント3-1から150キロのストレートを完璧に捉え左中間スタンドへホームラン。6試合目で待望の初アーチを放った。
2回には2死満塁の場面で4番・吉田が2打席連続のタイムリーとなるスリーベース。強化試合2試合で5打点と調子の良さを見せた。4回には3番・大谷の代打で出場した山川穂高(31)も実戦16打席目で初ヒット、初打点をマーク。「めちゃ×6、嬉しいです。これからも引き続き頑張ります」と喜びをあらわすと8回にはスプリットを完璧に捉えレフトスタンドへホームラン。
5回の守備では右中間への打球に途中出場のライト・牧原大成(30)とセンター・ヌートバーが危うく交錯しそうになるシーンも。ヌートバーが上手く避けて牧原がキャッチし事なきを得たが、ベンチに戻った2人に清水雅治コーチ(58)が確認する様子も見られた。
侍ジャパンは大阪での強化試合2試合で22安打17得点と打線の調子が上がってきた。いよいよ東京に移動し、9日にWBC開幕戦を迎える。
【侍ジャパンの日程】
■WBC
◆カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール
(1次ラウンドプールB)
3月9日 日本vs中国
3月10日 日本vs韓国
3月11日 日本vsチェコ共和国
3月12日 日本vsオーストラリア
※全て東京ドーム
◆準々決勝
3月16日(東京ドーム)
※プールA、Bの上位2チームが進出
◆準決勝
3月20日 or 21日(マイアミ ローンデポ・パーク)
◆決勝
3月22日(マイアミ ローンデポ・パーク)