「こういう人がプロになるんだ」諦めたプロの夢
Q.18個のアウトのうち17個の三振を奪われたということですが(※リトルリーグは6イニング制)
伊藤記者「本当に衝撃でした。私の所属したチームも当時は大所帯で、のちに甲子園や高校野球の強豪校で活躍する選手がそろっていましたが、それでもほとんど打球が前に飛ばなかった記憶があります。」
Q大谷選手を目の当たりにして心境に変化は? 伊藤記者「こういう人がプロになるのだと思いました。子どもながらにプロ野球選手の夢を諦めたのを覚えています。今となっては良い思い出です。」
そして、この試合に登板した、当時の福島リトルリーグのエース・丹野啓介さんにも話を聞くことができました。
丹野さん「投手・大谷の第一印象は『打席に立った瞬間にこれは打てないな』と思いました。ストレートは速くて伸びがあり、スライダーは消えるような感覚でした。ストレートに的を絞って待っていてもファールにしかなりませんでした。打者・大谷としても甘いコースはホームラン、きわどく攻めてもうまく合わせてヒットにされました。」

さらに、福島リトルリーグの関係者によりますと、練習試合でも大谷選手に満塁ホームランを打たれたといいます。
15年以上たった今も鮮明に覚えている二刀流の衝撃。世界一を目指すWBCでの活躍が期待されます。