陸上総隊司令部は10日、福島県西郷村にある陸上自衛隊の布引山演習場で訓練用の地雷原 爆破装置が発射後に一時行方不明になり、翌11日に演習場の外の森林で発見したと発表しました。

陸上総隊司令部によりますと10日午前8時すぎ、布引山演習場で、訓練をしていた陸上自衛隊中央即応隊が訓練用の地雷原 爆破装置を発射したところ、装置の先端部分が飛び行方不明になりました。先端部分は直径約20センチメートル、長さ約75センチメートル、重さ約23.5キログラムで後ろにケーブルが接続されていました。この装置は爆発するおそれはありませんでした。

その後、隊員が捜索したところ一夜明けた11日午後0時25分ごろ、白河布引山演習場の北側の外柵から約100メートル離れた演習場外の森林で先端部分が発見されました。これまでに部外から被害の連絡はないということです。
陸上自衛隊では事故調査委員会を設け、行方不明になった原因など詳しく調べることにしています。

※写真は発見された地雷原 爆破装置先端部と同型のもの