腸内環境を整えるには「発酵性食物繊維」を含む食べ物

齋藤慎太郎アナウンサー:
実際に腸内環境を整えるには、どんな食べ物が大事になると思いますか?

落語家 立川志らく:
「発酵食品」とかじゃないですか?

内藤教授:
「発酵食品」というのは日本人が歴史的に長く食べてきましたので、いわゆる麹由来の酒・味噌・醤油というのは大事なんですけども、本当は「おなかの中で発酵を起こすような発酵性の食物繊維」が一番重要。


この「発酵性食物繊維」は、腸にいる善玉菌の栄養素、エサになります。
腸を通ることで、善玉菌が元気になり、数も増加。
▼自律神経を整える
▼美肌効果
▼脂肪の蓄えやアレルギー症状を抑制
▼生活習慣病の予防

などが期待できます。

「発酵性食物繊維」は何に含まれている?

「発酵性食物繊維」を含む主な食べ物(100gあたりの量)はこちら。

蒸し大豆(4.2g)
キウイフルーツ(0.6g)
タマネギ(0.4g)
ブロッコリー(0.9g)
ニンジン(0.7g)
オートミール(3.2g)
押し麦(8.1g)
もち麦(10.9g)
玄米ご飯(1.1g)
小麦全粒粉(4.6g)
小麦ブランシリアル(11.0g)

恵俊彰:
目安として、1日どのぐらい摂ればいいんですか?

内藤教授:
20gとか18gとかいう数字が今目標となってるんですけども、日本人はまだ全く世界の基準に到達していない。実は世界はもう24gっていうところを目指していますので、皆さんもっといろいろと勉強しましょう。もち麦であったり、キウイも(腸には)黄色ではなく緑の方がいいので、そういう勉強をすることが大事だと思います。

恵俊彰:
まずは知ることからですね。

(ひるおび 2023年3月3日放送より)