■カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 強化試合 オリックス 4ー2 韓国代表(6日、京セラドーム)
9日に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向けオリックスとの強化試合に臨んだ韓国代表は、パドレスでダルビッシュ有(36)のチームメイト、キム・ハソン(27)とカージナルスで侍ジャパンのヌートバー(25)と同僚、トミー・エドマン(27)のMLB組がスタメン出場した。
東京プールで侍ジャパンの最大のライバルとなる韓国代表は、ほぼレギュラー組がスタメンに名を連ねた。1回、1番・エドマンはセカンドゴロに倒れたが2番・キム・ハソンが1球目を打ってレフト前ヒット。韓国上位打線は早いカウントからストライクを積極的に振っていき調子の良さを見せた。かつて中日で活躍したイ・ジョンボムの息子、名古屋生まれのイ・ジョンフ(24)はレフト前ヒット、ライト前ヒットと左右に打ち分け2安打を放った。
守備では慣れない京セラドームのグラウンドとWBC公式球の人工芝での弾み方に苦戦。ショートに入ったオ・ジファン(32)が2つのエラー、サードからショートにまわったキム・ハソンも1つのエラー、これが全て失点に絡みWBC開幕に向けての修正点が見つかった。
それでも2021年ゴールドグラブ賞を授賞したセカンド・エドマンが魅せた。
1回、無死一塁でオリックスにヒットエンドランを仕掛けられた場面で、エドマンが二塁のベースカバーに入ろうとすると打球は一、二塁間へ。逆を付かれた体勢となったが、素早く反応して1塁でアウト。2回には二遊間の打球をスライディングキャッチし正確な送球で仕留めた。左右の動き、ボールに対する素早い反応速度を見せ、韓国代表にとって守備面で大きな存在となっている。
韓国代表は7日に阪神とのWBC強化試合を経て、WBC本大会の開幕2戦目10日に侍ジャパンと対戦する。
【韓国代表WBC日程】
◆カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール(1次ラウンド プール B)
9日(木)vsオーストラリア
10日(金)vs日本
12日(日)vsチェコ共和国
13日(月)vs中国