9日開幕のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場する韓国代表が5日、大阪の杉本商事バファローズスタジアムで練習を行った。
1次ラウンド(プールB)で侍ジャパン最大のライバルとなる韓国代表は前日に来日し、この日は1時間半ほどの軽めの調整。全体アップを終えた後は走塁練習やキャッチボールを行い汗を流し、日米韓で合わせて50人を超える報道陣が見守る中での練習となった。
翌日から京セラドーム大阪でオリックス(6日)、阪神(7日)と強化試合を行い開幕を迎える。練習後に取材に応じたイ・ガンチョル監督(56)は残り2試合となった実戦に向け「日本はいい投手が多い。対戦してチェックしたい」と意気込んだ。
韓国リーグで昨季セーブ王のコ・ウソク(24)は「どこでも投げる。監督の指示に従うだけ。どこで投げようが、任されたところでベストを尽くすだけ」と力強く語った。その韓国の守護神候補は21年の東京五輪、日本との準決勝の8回に登板し、山田哲人(30)に決勝タイムリーを浴びるなど3失点。今大会でリベンジに燃えている。
その他、代表メンバーにはダルビッシュ有(36)のチームメートでパドレスのキム・ハソン(27)や昨季韓国リーグMVPで中日で活躍した李鍾範(イ・ジョンボム)の息子イ・ ジョンフ(24)、ラーズ・ヌートバー(25)のチームメートで韓国系アメリカ人のトミー・エドマン(27・カージナルス)らが選出されている。
過去韓国のWBC成績は第1回大会がベスト4、第2回大会は準優勝だが第3回、第4回大会は共に1次ラウンド敗退。侍ジャパンとの対戦は、第2戦の10日となっている。
【韓国代表WBC1次ラウンド日程】
◆カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京ラウンド(1次ラウンド プール B)
9日(木)vsオーストラリア
10日(金)vs日本
12日(日)vsチェコ共和国
13日(月)vs中国