
(記者リポート)
「ここ見てください、消印が全て長浜と書いてあります」
つまり、長浜市民なのでしょうか。そして、他にも…。

(長浜警察署 佐倉幸男調査官)
「これが去年12月の手紙、これが平成21年の手紙。同じような字に見えますけどね。“な”が結構特徴ありますね。同じ方かなと」
少しずつ素顔が見えてきたタイガーマスクですが、長浜市民にも聞いてみると…
(長浜市民)
「ふふふ、知らないです~」
「実は私です笑、うそうそうそうそ~。長浜市民としてすごく尊敬する」

その正体は捜査のプロである警察でもわからないということです。では、寄付されたお金はどのように使われているのでしょうか。長浜警察署では、手紙に書かれた思いを少しでも生かしたいと、全額を地元の社会福祉協議会などへ寄付しています。そこではお年寄りが楽しめるスポーツ「モルック」の購入資金などに使われていました。
(長浜市社会福祉協議会 藤田みどりさん)
「男性女性どんな方かわかりませんけど。ぜひこういう形で使われているのを知っていただきたいなというふうには思いますね」
(地元の高齢者)
「僕は高齢者の方だと思っていますけど、ひょっとしたらその人から誰かが引き継いで匿名でやっておられるかもしれませんし。感謝感謝でしょうね」
『長浜のタイガーマスク』の善意は様々なモノに形を変えて幸せを生み出しているようです。














