一方、和菓子店では…
一方で、青森市の松栄堂は卵の高騰にまた違った対応をしています。ケーキから大福まで様々な商品を取り扱っていますが、今売り出しているのは卵を使わない「和菓子」です。2月25日にはクマの塩バター最中の発売を始めました。

※松栄堂 畑中和紀代表
「若い人でも買ってもらえるようなビジュアル的なお菓子をつくってみたいなと。卵を使わないで(作ることができる)もなかにしようと」

店では卵を始めとした原材料費の高騰を受けて、すでに2回値上げをしていましたが、それでも苦境は続いています。
※松栄堂 畑中和紀代表
「(苦しいのは)販売価格を値上げせざるを得ないのが一番。原料の値上がりが卵に限らずなんでも上がっているのでさらに値上げせざるを得ないかなと」

売り上げを維持するためにも客層をいかに広げるかが課題です。そこで、新商品は味だけでなく見た目の可愛らしさにもこだわり和菓子を若い世代にも手に取ってもらいやすくしました。

※松栄堂 畑中和紀代表
「めんこいお菓子はみなさん気持ちもほっこりするし、贈っても贈られてもまず見た目で楽しくなると思いますからぜひいかがですか」

卵の高騰が続くなか、菓子店も知恵をしぼりながら客を呼び寄せようとしています。
卵はニワトリのえさ代の高騰と鳥インフルエンザの拡大で、値段は上がり続けています。回復にはあと半年はかかるとされています。
