花粉は床上30センチの生活エリアにたまりがち

花粉症の家族がいる場合、対策の基本は家の中に花粉を持ち込まないこと。
▼玄関の外➡手やブラシで払う
▼家に入ったら➡洗面所へ直行か入浴で、花粉を洗い流す
ポイントとなるのが、花粉のたまりやすい場所。
花粉は、PM2.5・フケ・垢・ホコリ・カビよりも大きくて早く落ちやすいので、床上30センチの身近な生活エリアにたまりがちです。
床の上で洗濯物を畳むときや、布団を床に敷くときなどは特に注意が必要です。
▼花粉の舞上がりを防ぐために、床掃除は掃除機よりも拭き掃除がおすすめ
▼背の高い家具の上も忘れずに拭く
▼洗濯は柔軟剤を使用し、室内に干す
舞いやすい「粉砕花粉」 強風の日は要注意

さらに“粉砕花粉”というものもあります。
これは、花粉が踏まれたりして、より細かくなってしまったもので、通常の花粉より粒子が小さく2.25倍空気中に舞いやすくなっています。人間も吸い込みやすく注意が必要です。
恵俊彰:
みんな歩かざるを得ないじゃないですか。みんなが粉砕してるってことですね。
ハピコワクリニック五反田 岸本院長:
その通りです。踏みつける以外にも、強風で花粉が砕け散ることが知られています。
通常大きいままだと目や鼻、喉で止まってくれる花粉が、粉砕されるとさらに下気道(気管・気管支・肺胞など)まで届くので、咳などの症状に繋がることも多くあります。
恵俊彰:
この前の日曜日、気温13度ぐらいだったんですよ。だから花粉はまだ大丈夫だなと思ったけど、ものすごい強風だったんですよ。
そしたらもう目が痒いはくしゃみは出るはで大変だったんですが、強風で粉砕されるんですね。
ハピコワクリニック五反田 岸本院長:
強風の日は、遠くから花粉をたくさん運んでくる点と、粉砕してしまうという点で、症状がつらくなります。特にこれは都内のアスファルトの環境などで多く起きることが知られています。
“ではない人”はここに注意!

最後に、花粉症“ではない人”にも気をつけていただきたいポイントをご紹介します。
▼気軽に窓を開けない
窓を開けるなら、花粉の多く飛ぶ昼より夜に
▼屋内で服をバサバサしない
花粉は、玄関の外でブラシか粘着ローラーではらう
▼もこもこした服で近づかない
もこもこした服は花粉をためやすいので、サラッとした服装で
▼待ち合わせ場所は屋内で
外出のお誘いは慎重に
コメンテーター トラウデン直美:
気遣いが大事ですね。
(ひるおび 2023年2月28日放送より)














