この春から真庭市の中学3年生、横山翔大さんが、日本相撲協会の髙田川部屋に入門します。先週末(2月24日)、一足早く上京する横山さんを送り出すため、真庭市の中学校で、1人だけの卒業式が行われました。

(真庭市立久世中学校3年 横山 翔大 さん)「稽古を頑張り高みを目指していきたいと思います。応援よろしくお願いします」

先週の金曜日、真庭市の久世中学校で開かれた横山翔大さんの壮行会です。小学5年生から相撲をはじめた翔大さん、すぐに頭角を現し県内外の様々な大会で上位入賞をはたしてきました。4年前に角界入りした兄・新(あらた)さんに憧れ、同じ髙田川部屋への入門を決意、親方も激励に駆け付けました。

(髙田川親方)「横山君と一緒に髙田川部屋というチームで、前に向かって行きたいと思いますので、皆様も応援よろしくお願い致します」

髙田川親方とともに真庭から兄弟で目指す関取への道、学校の卒業式は3月11日ですが、一足早く旅立つ翔大さんを勇気づけようと、恩師や同級生がたった一人の卒業式を開いてくれました

(真庭市立久世中学校3年 横山 翔大 さん)
「真庭から離れるのは寂しいですが、角界入りしたら頑張りたいという気持ちのほうが勝っています。まず幕内まで入りたい。そのあとに横綱を目指したいと思っています」

(髙田川親方)「コツコツ真面目に精進してもらいたい。結果は後からついてくるのかなと思います」

卒業式の後、その日のうちに上京し、力士としての修行はじめた翔大さん。デビュー戦は五月場所の予定です。