とある日の午前11時、親子連れが『めぐる文庫』にやってきました。
子どもは本に興味津々!

【母親】「家にあっていっぱい読んでいると、愛着があって売るのも売りづらかったりするけど、誰かが読んでくれると思うなら置いておこうかなと思える。新しく何か入っているかなと思ってまた見にきてみたいと思います」

メッセージカードのほかにも「こんな本が欲しい」というリクエストカードも置かれています。

「笑える本。楽しくなる本。とリクエストカードに書きました」
正午を過ぎて、ネーブルみつけで古着店を営んでいる女性がやってきました。
『めぐる文庫』の常連です。
「物を大切に、本が無駄にならず循環するという楽しい取り組みだと…。実は身近な人だったり、どこかですれ違って縁が持てない人でも、本を通してどこかで繋がっている取り組みは、すごく心も温かくなって良いなと思いました」

午後1時。
小学生が読み終わった小説と漫画本を交換したようです。

【小学生】「この漫画は、知らないけど読んでみて面白かったら貰おうかなって」
「もともと捨てるか捨てないかで迷っていた本とか、捨てるよりも荷が軽いというか、良い気分で置けるので良いと思いました」
「結構難しい本ばかりなので子ども読めるような簡単な本が増えるといいな」

この日は午前10時から午後3時までの間に、20人ほどが『めぐる文庫』を利用しました。
【まちの駅ネーブルみつけ 村上徹駅長】「“めぐる文庫”がいっぱい見附市内にあって、それを中心にどんどん色々な人たちが交流していくというのは面白いかなと思うので、ぜひ今後実現したいなと思います」

1つの本棚を通じて生まれる、人の想いの”めぐり”あわせ。
本を無駄にせず、想いも交換できる。そんな素敵な本棚が、多くの場所に広がることが期待されます。
