1月、青森県六ケ所村にある日本原燃の使用済み核燃料再処理工場で、IAEA=国際原子力機関の監視対象になっている部屋の照明がすべて消え、一時的にカメラで監視できない状態になっていたことがわかりました。

規制委員会によりますと、日本原燃は1月28日、使用済み核燃料を扱う部屋の保守点検で11か所ある照明のうち8か所を消して作業すると、IAEAと規制委員会に報告していました。しかし、使用するはずだった3か所を含む6か所の照明の電球が切れていて、約2時間の作業は灯りがない状態となり、カメラ監視できなかったということです。この部屋は、核物質が平和利用されているかを確認する保障措置上の監視対象となっています。その後の調査で、電球が切れていた照明はすでに生産中止ということも判明しました。同様の事案は2014年にも2度、発生していて日本原燃は再発防止に努めたいとしています。