これまでは出荷の際に捨てられていた、野菜のある部分を使った『SDGsな給食』を新潟県妙高市の小学生たちが味わいました。

妙高市立新井中央小学校の22日の給食は、『アスパラ菜めし と アスパラ菜の豆乳チキングラタン』です。

『アスパラ菜』は菜の花に似た上越地域の特産野菜で、今日の給食には外側の葉っぱや茎の部分が使われています。


【5年生】「シャキシャキしてておいしかったです」


これまでアスパラ菜の外側の葉や茎は、出荷する際に梱包しやすいように切り落として捨てられていました。
こうした「食べられるのに廃棄されていた野菜」を知ることで、食品ロスについて考えて生産者に感謝の気持ちを持ってもらおうと、この『SDGs給食』が企画されました。

子どもたちは、栽培の様子や廃棄を減らすための取り組みについて生産者から聞きながら、SDGsな給食を味わいました。


【5年生】「こんなにおいしいのに、廃棄されるのはなんか変だな」
「食べられるところはできるだけ全部食べたいです」

【米ファーム斐太 阿部剛社長】「せっかく作ったものですから、食べてもらうに越したことはないので、とてもありがたいと思っています」

子どもたちは、おいしい給食を楽しみながら、食品ロスを減らす大切さや生産者の思いを改めて感じたようです。