渋滞ポイントとして知られる国道2号・大樋橋西交差点(岡山市南区古新田・大福)の立体化工事が完成し、けさ(2月23日)5時に全面開通しました。
何がどう変わったのか、そして渋滞は果たして解消に向かうのか。実際にけさ、開通直後の国道2号を走ってみました。
交通情報でお馴染みの「渋滞ポイント」大樋橋西交差点

岡山のドライバーの方なら、ラジオから流れる道路交通情報で「大樋橋西(おおひばし・にし)交差点を先頭にXキロの渋滞です」と毎日のように聞いている交差点名だと思います。岡山県南を東西に貫く大動脈・国道2号と国道180号バイパスが交わり、1日12万台近くの車が行き交う「渋滞ポイント」です。


その大樋橋西交差点に高架橋が初めて架けられたのが、去年4月でした。当初高架橋は「下り2車線のみ」の通行でしたが、その後拡幅工事が行われ、10月からは「上り2車線・下り1車線」の通行に切り替えられました(詳細は【画像】で分かりやすく解説しています)。
これまでは「片側2車線が突如1車線に...」ヒヤリとする場面も


全面開通の前日(2月22日)に下り車線を走ってみました。大樋橋西交差点までは片側2車線の国道2号をスムーズに走っていたものの、大樋橋西交差点の手前で「高架橋に進むレーン(進行方向右側)」が突如2車線から1車線に減少してしまっていました。
側道(進行方向左側)からも、大樋橋西交差点の「平面部分」を通って倉敷方面に進むことはできますが、平面部分の交差点の信号機を避けようと多くの車が「側道」ではなく「高架橋」を選びます。よって高架橋の手前では、左側を走っていた車は割り込まざるを得ない状況になっていたのです。

また2車線から1車線に減少する「ボトルネック」の形状になっていたため、平日の日中にも関わらず渋滞が発生していました。