「この国、面白いな」ミャンマーでの出会い

もともと会社員だった斎藤さん。27年前に脱サラし、シンガポールに住みながらアジア各国で水産加工の技術指導を行っていました。

そんな時、プライベートで訪れたミャンマーで少年に出会います。小学生くらいの男の子で斎藤さんに絵はがきを売りに来ました。

【アジアクラフトリンク 斎藤秀一理事長】「残念ながら、絵はがきを私買わないので、いろいろ話聞けたので、絵はがきを買えないけど、これで何か食べなということで1ドルを渡そうとしたんです。そうしたら彼が怒っちゃいましてね。結局、彼は絵はがきを売りに来たんだと。物を貰いにきたんじゃないと。この国面白いなと。この国伸びるなと直感的に思った」

斎藤さんは2012年にNPO法人を立ち上げ、ミャンマーのバゴーに木材加工センターを開設し、技術指導を始めました。現在では100人の職人が生産に関わっているそうです。