10個入の卵は244円→262円に

一方、都内のスーパーでも…

スーパーアキダイ 秋葉弘道社長
「いま安く売っても(国産もも肉)100グラム、本体価格108円。平年だと88円くらいなので、2割ぐらい高い状況

平年の2割、値段が上がっているといいますが、お客さんは…

――鶏肉も値段が上がっているが実感は?

お客さん
「鶏肉ですか?そんなに感じないですけど」

お客さん
「他のお肉に比べたら鶏肉が安いのでやっぱり」

まだ実感はない様子でした。

徐々に高騰する「鶏肉」に値上げが止まらない「卵」。まさに“鶏ショック”が起きています。

こうした中、2月21日に農林水産省は卵の価格について最新データを公表しました。

鶏卵(10個入)の全国平均小売価格は2023年1月には244円でしたが、2月の調査では262円に。18円値段が上がっていました。

“価格の優等生”として有名な卵は、鳥インフルエンザの拡大の影響で値上げが止まりません。

卵の高騰がオムライスやプリンを直撃 

卵を大量に使うオムライス専門店では、頭を抱えています。

陽だまり食堂 大泉徹店長
「2022年に比べて7割ぐらい値段が上がっています」

2023年2月4日に仕入れた卵の価格は、1箱180個入って、2200円でしたが、2月16日には1箱3900円に値上がり。1日に使う卵は、200個以上。すぐに1箱なくなってしまうのです。

陽だまり食堂 大泉徹店長
「やっぱり厳しいですね。早く収まってくれるのを待つしかないかなというところです」

こうした悩みは、愛媛県・松山市にあるプリン専門店でも…。

ふるさと工房いーよプリン 北川正人店主
「やっぱり個数をたくさん使うので、数円上がっただけでも積み重ねていくとすごく大きくなってくるので非常に厳しい」

こちらのお店では、月に約4000個の卵を仕入れていますが、仕入れ価格はこの1年で、1個あたり6円ほど値上がりしているといいます。

値上げが止まらない「鶏肉」と「卵」。この混乱は、もう少し続きそうです。