LGBTを「非常に調子に乗る」と表現

教団関係者
「世界平和統一家庭連合の運動は大きく、真の家庭運動、そして世界平和運動の2つの立場を中心として行っているんですね」

主催者が教団の活動をアピールしたこの集会、当時の宜野湾市議会議長の上地安之氏をはじめ、後に条例案に反対する3人の市議も参加していた。

教団関係者は、LGBT条例などへの反対を強く訴えていた。

教団関係者
「やはり家庭を作っていくにおいて、さまざまな内容が、問題が起きているんですね。特に今、LGBTというそのような内容が非常に調子に乗る。そのような状況でございます」

教団の関連団体・世界平和青年連合の元会長も登壇しこう話した。

世界平和青年連合 元会長
「東京なんか行くと、目つきの悪い変な男たちがいる。あんなやつらに狙われてたまるもんかと。私は厳しく見つめる、ギャッと。そうすると向こうは目をそらす」

参加者「すばらしい!」

LGBTに対する偏見に満ちた発言に続き・・・

世界平和青年連合 元会長
「男同士の結婚、女同士の結婚、これはね、家庭破壊。社会破壊。家庭と社会を破壊して、国がガタガタになっていくという恐ろしい様相をはらんでいる。そうやって条例を制定するんですか?法律で同性婚という結婚制度を認めるんですか?認める方が狂ってるよ」

宜野湾市・上地安之議長(当時)も挨拶に立った。

宜野湾市 上地安之 議長(当時)
「LGBTの話もたくさんあります。性の多様性だとか言われています。社会は多種多様化しているような時代に到来しております。だからといって、公的機関が条例を作って、それを認めるということは、未来の日本国にとっては、あまりにも情けないお話になろうかと思います」

集会に参加した近くに住む男性は、上地市議の挨拶について…。

集会に参加した男性
「これが統一教会の集会であって、どういうものなのかっていうのを、よく知った上で挨拶をしているという、それが驚きでしたね。統一教会の教えをそのまま言って、実行しているという印象は受けます」

集会の後、男性は地元と政治家と教団の関係を調査したという。