雪崩や凍った湖での水難事故を想定した訓練が長野県麻績村で行われました。


訓練には県警の広域緊急援助隊など31人が参加し、雪崩で家屋が倒壊し住民が雪に埋まったという想定で行われました。

隊員たちは列になって手際よく雪を掻き出すと、倒壊した家屋から住民に見立てた人形を救助しました。

本部テントでは2台のモニターに映し出される映像を見ながら指示を出します。

氷が張った湖に転落した人を救助する訓練。

厚さ25センチほどの氷をチェーンソーで切断したあと潜水隊員が慎重に潜ります。

聖湖は暖かな陽気でしたが、水温は1度と身を刺すような冷たさの中、、潜水隊員が水深5mの深さから人形を引き上げました。

(県警広域緊急援助隊・竹内隼分隊長)「冷たくて非常に厳しい環境だと思った、いつ何時こうした現場があっても臨めるような気持ちや体力を万全に頑張りたい」

県内では近年、冬に大きな水難事故は起きていませんが、隊員たちは万が一の事態に備えて気を引き締めていました。