これは、自転車同士の正面衝突で破損したヘルメット。持ち主は、ろっ骨を損傷しましたが、医師には「着用していなかったら死亡事故につながっていたかもしれない」と言われたそうです。

広島県 道路企画課 牛尾幸航 技師
「種類はさまざまありますが、SGマークのような安全基準をクリアした安全性の高いヘルメットを選んで使用していただければと思います」
全国で34店舗を展開するスポーツサイクル専門店の「ワイズロード・フジグラン広島店」です。

常時、20種類以上のヘルメットを扱っていますが、今回の着用義務化を受け、これまでの2倍のペースで売れているといいます。
ワイズロード・フジグラン広島 木谷洋美 副店長
「ことしに入って、ヘルメットご購入の方が増えていまして、メーカーさんの方でも欠品が増えている状態です」

一番人気は、スポーツバイク用の軽くて通気性の良い「レクト」。強化発泡スチロール製で日本自転車競技連盟の安全基準も満たしています。

とはいえ、今後、多くの人が必要となるのは、街乗り用のヘルメットです。この「リベロ」というモデルはSG基準を満たしていながら、カジュアル感覚で着用できるということで品薄状態だそうです。
ワイズロード・フジグラン広島 木谷洋美 副店長
「今までの一般的なヘルメットは、丸い通学用のヘルメットだと思いますが、帽子のカバーをつけて一般的な帽子風のヘルメットになるよう作られています」

さらに、女性の髪型に配慮したモデルもありました。
ワイズロード・フジグラン広島 木谷洋美 副店長
「わたしも髪が長いので結んでいるんですけど、このモデルは後ろが空いているので、高い位置にポニーテールをしていただくこともできます」
