来年春に新型車と置き換えられるJR伯備線の特急やくも号用の電車1編成が、15年ほど前まで走っていた紫色の塗装に塗り直され、16日公開されました。
後藤総合車両所出雲支所(島根県出雲市)で披露されたのは、1994年から2006年にかけて走っていた「スーパーやくも」の塗装を復元した編成です。

紫系の色合いのスーパーやくもは、停車駅が少ない「速達タイプ」の列車でした。
伯備線の特急やくもの運転開始50周年を記念したリバイバル塗装の第2弾として、17日から岡山駅と出雲市駅の間を1日2往復します。
JR西日本 山陰営業部 足立智 観光開発副室長
「当時を知っている方には懐かしい旅をしていただいて、また若い方、当時を知らない方にとっては、新たなやくもの魅力というのを感じて頂けるかなと思います」
特急やくも号は来年春に新型車と置き換えられます。

JRでは運行開始に合わせて、山陰両県への宿泊ツアーを始めるなど、最後の1年を盛り上げて行く考えです