気球を機に領空侵犯マニュアル“見直し”か!?

ホランキャスター:
領空侵犯にどう対応するのか?ということについて、TBSスペシャルコメンテーターの星浩氏は「自衛隊は戦闘機が侵入した場合、相手に警告し退去・強制着陸させるマニュアルはあるが、気球は無人のため警告はできない」と話していて、相手が仮に戦闘機だった場合は、警告して「退去せよ」と退去させることは可能ですが、相手が気球だと、無人のため、警告できず、相手からも反応がないため、そこから撃墜や攻撃などはできないというマニュアルに、現段階はなっているそうです。
2月15日、自民党の国防部会において、防衛省は気球を撃墜する想定をめぐり、武器使用の規定や法解釈を見直す可能性を議論しました。
自民党の小野寺安全保障調査会長は、「我が国の防衛にとって、もしかして大きな穴があるのではないかと、そのような心配をもたらす事例だと思います」と発言していて、もしかしたら、ルールが今後変わっていくのかもしれません。
今後 偵察気球にどう対応していけばいいのか??
井上キャスター:
偵察気球を撃墜できる準備を進めるというのは大切だと思う一方で、気球というのは大変コストが安く、作りやすく、運用もしやすい一方で、撃墜するのは非常に難しく、コストも高い。毎回、気球撃墜を繰り返していくと、大変非効率であると言われているので、撃墜以外の方法、効率的な方法を模索していかなければいけないと感じます。
オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈代表:
気球に対する方法や、例えば、外国の気球が撃墜する対象かどうかというのが、どういったスピード感で今後、わかるものなのでしょうか?また、こういう規定に、大きな穴があるという状況です。技術がどんどん発達していく中で、想定される事態は、いろいろと増えていくと思うので、常に規定などは、見直していかないと、こういう穴が出てきてしまうと感じたので、今回を機にしっかりと見直してほしいなと強く感じます。
井上キャスター:
まさかこのローテクの気球で偵察というのは、今回、驚いた部分です。