防犯の4原則その3 【時間】をかけさせ諦めさせる

侵入にかかる時間が5分を超えると、約7割が諦めるというデータがあります。
できるだけ5分以上侵入に時間がかかるように、開口部を強化するのが効果的です。

侵入時間を延ばすアイテムは「防犯フィルム」
窓に貼ると、ガラスの耐久度が上がります。何も貼っていないガラスを金づちで叩くと、一瞬で粉々になりますが、防犯フィルムを貼ったガラスは、ひびが入るだけで簡単には割れません。

防犯アドバイザー 京師美佳氏:
5分間犯罪者の攻撃に耐えられるものには「CPマーク」がついています。防犯フィルムを貼るのは、今すぐできる対策として、ガラス面ではすごく効果があると思います。

≪効果的な設置場所≫
狙われやすい1階の大きな窓、雨どいなどを伝っていける2階の窓

さらに、【時間】を意識した防犯アイテムとして、「窓に付ける補助錠」もあります。

補助錠のロックを起こした状態で、窓のサッシ部分にテープで取り付けると、鍵が開いていても窓は開かなくなります。起こしていたロックをたたむとスムーズに窓が開けられるので、常に着けていても手間がかかりません。
家を空けるときや、お子さんのいるご家庭で活用できます。

防犯の4原則その4 【人の目】に見られていると思わせる

最後は【人の目】。

防犯アドバイザー 京師美佳氏:
見られている、撮られていると犯罪者は警戒しますので、「防犯カメラ」も「人の目」という役割を果たします。

≪効果的な設置場所≫
侵入口が見える方向に設置。全体につけるのが難しい場合は、ダミーカメラも有効。

最新の防犯カメラには、AIが搭載されたものも。
『AI機能搭載セキュリティカメラTiOC』は、AIが人と車だけを感知。侵入者があった際にライトが点灯し、その姿を鮮明に映し出します。
さらに、あらかじめ設定しておいた警戒ラインを超えると、大きな警報音と激しい光で侵入者を威嚇。スマートフォンに通知が届くので、外出時でも侵入者がいたことがわかります。

防犯アドバイザー 京師美佳氏:
世の中が便利になった時というのは、犯罪者にとっても便利になっている。イタチごっこにはなってしまうが、できるだけ情報を集めて対策にいかすのがいいと思います。

(ひるおび 2023年2月14日放送より)