備えておきたい防犯グッズ。たくさん種類がありますが、何を選べばいいのでしょうか?
犯罪者が嫌う“4原則”とは?防犯のプロから学びます。
防犯グッズを選ぶのに意識すべき4原則
今、自宅の防犯グッズが売れています。
東京都内のホームセンター、ユニディ狛江店では、防犯グッズの売り上げが去年2月に比べ今年2月は12倍と、急増しているということです。
防犯対策アドバイザーの京師美佳氏に、防犯対策について聞きます。

防犯アドバイザー 京師美佳氏:
“犯罪者が嫌う4原則”というのがあります。それが、【音】【光】【時間】【人の目】。
これを意識して防犯グッズを買っていただくと、すごく効果的な対策になります。
防犯の4原則その1 【音】で威嚇
防犯の4原則を意識した、プロがすすめる防犯グッズ。まずは【音】。
防犯アドバイザー 京師美佳氏:
音は、威嚇という意味もありますし、また何か犯行を行おうとするときに、諦めさせるという効果もあります。
窓を開けたらアラームが鳴るとか、音が鳴るものを、防犯グッズとしてつけていただくと効果的です。

今売れているのが「防犯アラーム」。
『薄型アラームダブル探知』(朝日電器)は、窓ガラスに設置し、スイッチが入った状態で窓を開けると、約15秒間、アラームが大音量で鳴り響きます。窓ガラスの衝撃も検知するので、金属製の物で叩くと、同様に大きな音が鳴り響きます。
≪選ぶ時のポイント≫
▼音量は100デシベル(電車が通ったときの高架下の騒音レベル)以上
▼長く警報音が鳴るもの
≪効果的な設置場所≫
狙われやすい1階の大きな窓、雨どいなどを伝っていける2階の窓
防犯の4原則その2 【光】で“嫌がらせ”

防犯の4原則、2つ目は【光】。
おすすめのアイテムは、人が通ったことを感知し、ライトがつく「センサーライト」。
防犯アドバイザー 京師美佳氏:
光らせることで、『目撃されるかもしれない』と犯罪者に思わせて、“嫌がらせ”のようになるのですごく効果的です。
≪選ぶ時のポイント≫
▼明るさは300ルーメン(自転車のライト程度)以上が良い
▼電気代がかからないソーラータイプもある
≪効果的な設置場所≫
玄関の入り口だけではなく、家の周りの暗い部分4、5か所に取り付けるのがおすすめ