週末から始まるゴールデンウィークを前に、いま懸念されているのが近場での山岳遭難です。意外な危険が潜む春山シーズン、4月に入り、静岡県内では死者も出ていて、警察が注意を呼び掛けています。
河津町の天城山で4月27日に開かれた警察の山岳遭難救助訓練。
<指導役の警察官>「警察官って、若くて正義感にあふれているので、走ってしまう。それはやめましょう。自分がすっ転ぶと、自分もケガして遭難者もケガする」
ハイキングコースとして人気のスポットで、ケガをした遭難者を背負って救助する方法や山道のルートを確認しました。
<大仁警察署 山岳遭難救助隊員>「きょうも天候が悪かったので、視界が悪いですし、雨で地面も濡れているので、そこを気を付けていかないといけないなと思いました」
<大仁警察署 山岳遭難救助 加藤義之隊長>「山自体を知ることも大事ですし、今回(救助隊に)指名された人も多いので、現場を確認することは大事」
警察が訓練を実施した背景には、連休に向けての危機感がありました。
<中西結香記者>「観光客が多く訪れる天城山です。ここで去年10人ほどの遭難者が救助されました」
静岡県警によりますと、静岡県内では2021年、ゴールデンウィークを中心とした春山シーズンの遭難が一気に増加しました。コロナ禍でアウトドア人気が高まり、登山初心者が増えたことが背景にあるとみられます。静岡県内では4月8日、静岡市の真富士山に登山に行った男性が遭難し、先週、遺体で発見されました。こうした遭難を起こさないよう、警察はPRを強化しています。静岡市清水区の登山グッズを扱うアウトドアショップでは、警察が26日、店側と連携し、山岳遭難への注意を呼びかけました。
<SWEN清水店 中岡康敬店長>「我々の方ではキャンプや山登りで装備品リストを用意していて、販売する際や接客の際に用意して、準備をしやすくしている」
さらに警察が力を入れているのはSNSを使った注意喚起です。静岡県警の地域課がツイッターで展開するのは「山岳遭難救助隊長の説教部屋」。登山の初心者が間違えやすい考え方を指摘して、安全に楽しむ方法を学んでもらうコンテンツです。
<静岡県警 山岳遭難救助隊 坂上雅信隊長>「万が一、アクシデントが起きたら莫大な時間がかかる。山は非日常なので自分の身は自分で守る意識で山に臨んでほしい」
警察は登山をする際には、もしもの時に備えて、登山アプリの活用や登山計画書の提出など、簡単にできる対策を忘れないようにと呼びかけています。
注目の記事
「海外旅行のように”宇宙”に行ける世界をつくりたい」28歳の若き経営者が目指す夢とは?地球と宇宙 "輸送" 技術の研究でつくる未来

交通事故死の8倍が“入浴中”に…富山が死亡率全国ワースト ヒートショック防ぐ「10分前暖房」「40℃」「半身浴」の鉄則

今、若者がハマる観葉植物「家をジャングルにしたい」「壁から生えているよう」 需要変化に農家も100種以上で対応

なぜZ世代は、SNSで連絡先交換するのか「写真でどんな人か分かる」「いきなりLINE交換は驚く」「3アカウント使い分けて…」通信で変わる“人間関係”

「雪で信号が見えない」長崎で目撃された現象 原因はLED化? ‟省エネ・高寿命‟が裏目に…盲点の雪トラブル

暖房をつけても足が寒い=コールドドラフト現象 寒い家で健康被害も 対策は“空気の循環”









