こちらは、同性カップルに家族として一定の権利を認める「パートナーシップ制度」の各自治体の導入率です。日本全体だと65.2%の自治体が導入しているんですが、東北だけで見ると、福島を含めた南東北ではどこも取り入れていません。

他の県と比べると、理解が遅れていると言っても良い状況だと思います。富岡町では去年12月の議会でパートナシップの導入を検討していくとしました。

LGBTQの支援団体NPO法人ReBitが、去年9月に実施した性的マイノリティの若者の、学校・暮らしなど現状についてのアンケートによりますと、普段から自分の性について相談できる人や場所が「ある」と答えた人は「ない」と答えた人に比べて自殺を考える割合が少ないんです。

つまり、安心して相談できる場所があることが、性で悩む人にとって自殺対策につながっているということです。
一方で、LGBTQの若者の9割以上が保護者にも教職員にもセクシュアリティについて安心して話せないと回答しています。
いま、自分の性でお悩みの方は、電話の相談窓口などがあるので、ぜひ活用してください。
