国内最大の発電会社JERAは、福島県広野町の広野火力発電所2号機を設備の老朽化を理由に廃止したと発表しました。

9月30日に廃止となった広野火力発電所の2号機は、重油・原油を燃料とする発電設備で、1980年に運転を開始しました。
しかし、設備の老朽化により再稼働が難しく、今年4月からは長期にわったって運転を停止していました。
発電所を管理するJERAは、火力発電所の廃止による国内の電力安定供給への影響はないとしています。
広野火力発電所では、1号機と3号機、それに4号機がおととし廃止されていて、2号機を含めた跡地の活用については今後、町と協議して検討していくということです。
一方、石炭を燃料とする5号機と6号機は引き続き稼働するということです。