マスクを付けて通勤・通学するという風景が、あと1か月で変わるかもしれません。
国は来月13日から、新型コロナ対策でのマスク着用を「個人の判断に委ねる」と決定しました。山形県民はどのように見ているのでしょうか。
国は新型コロナ対策のマスク着用について、現在の「屋内では基本的にマスクの着用を推奨」から、来月13日から「着用は個人の判断に委ねる」とします。街の声は様々。

高校1年生「まだ着けていこうと思います。まだやっぱり怖いのでコロナとかになるのが」
高校3年生「僕は今までつけなくていい時はつけなかったので、外していいとなったらすぐ外すと思います」「同じく外します」「僕も外すと思います」
60代男性(横浜から)「個人で判断するというよりは周りを見ながら判断したいと思います。周囲の人が大勢つけていればつけるようにしたい」
一方で、着用が推奨されているケースも。
通勤ラッシュのときなど、混雑する電車・バスの中です。

専門学校2年生「(電車で)外している人を見ると嫌だなと思うこともあるので、世間的にも今外すのは、いいよと言われて外せるものではないような気がしてきて」
専門学校1年生「統一した方がいいと思います。つけた方がいいと思います」
このほか、医療機関を受診・訪問するとき、高齢者施設を訪問するときなどは「着用が効果的」とされています。

また、学校でのマスクの着用は、4月1日から着用を求めないことが基本となります。

教育現場では。
山形県中学校長会・田中克会長「口も含めた表情が見える中で、お互いのコミュニケーションができるということについては、子どもたちの成長にとってもプラス面が大きいかなと思っています」

しかし、マスクの着用を「選べる」ことで懸念されることも。

山形県中学校長会・田中克会長「偏見、差別、これだけは無いように(マスクを)していることで人から攻撃を受ける、していないことで攻撃を受けるということだけはあってはならない」
家庭と生徒の判断を基本としながら、慎重に脱マスク生活に移行していきたいとしています。

様々な意見があったマスクの着用について。
「個人の判断」と変わるまで、あと1か月です。