広島市東区にある「ショコラトリーS」です。

インスタ映えしそうなチョコが若い女性を中心に人気を集めています。おすすめを聞いてみました。

ショコラトリーS 白根誠二さん
「こちらが、ことしの新商品の『オリヴィア』といいまして、去年夏に小豆島を旅する中で出会った素材、オリーブオイル・レモンとか、しょうゆ、ミカンなど、そういった小豆島でしか取れない素材を使用して、チョコレートに落とし込んだ商品になっています」

ひときわ輝きを放つのは、「現代を生きる強い女性」をイメージしたハート形がおしゃれな「Emma(エマ)」です。

去年はバレンタイン当日に即完売。ことしはますます人気が出ているそうですが、頭を悩ませているのが製造コストの上昇です。

白根誠二さん
「車の輸送のガソリン代ですとか、人件費の面ですとか、チョコレートを製造するときの電気代ですとか、それが全て上がっているので、やっぱりそういったところでコストが値上がりしているので、チョコレート自体の価格が値上がっています」

材料費は1.2倍に…。それに伴って去年5月、チョコレートの価格をおよそ2割高の1粒290円へ値上げしました。

ショコラトリーS 白根誠二さん
「東京のほかの店だと1粒300円超える店が多いんですけれども、気軽にチョコレートを食べてほしいという願いがありますので、何とか300円いかず、200円台で自分用にも手軽に食べてほしいって思いで何とかやっていきたいなというふうに思っています」
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― 全国の15歳から79歳を対象に市場調査会社インテージが行った調査結果です。「個人で用意するチョコ」のトップは「家族チョコ」で42%。次いで、「自分チョコ」(13.2%)、「友チョコ」(11.4%)となっています。

義理チョコは、8.2%ですが、職場での「義理チョコ」について聞いみますと、女性は8割以上が参加したくないと。男性はうれしいが4割、うれしくないは6割でした。

年代別にみると、20代の男性は、「うれしい」が「うれしくない」を大きく上回るそうです。

インテージのコメントです。「時代的にバレンタインそのものへの存在意義が変化していて、以前のような『女性から恋人へ』『職場の義理チョコ』という認識や行為は薄れている。バレンタインを『すてきなイベント』ととらえ、友だちや家族に、そして自分への『ありがとう・おつかれさま』を伝える機会になっていると分析しています。