卒業式は「マスクなし」での実施が可能に

学校でのマスク着用についてはどうなるのでしょうか。
「教育活動に関してはマスク着用を求めないことを基本とする」という指針案です。

▼基礎疾患などの事情でマスク着用を希望する児童・生徒には適切に配慮する
▼卒業式は新たな指針の適用前でも「マスクなし」での実施が可能

文科省は、近く全国の教育委員会に通知する見通しです。

落語家 立川志らく:
家庭のケースバイケースがあるから、ご高齢の方がいたりするとおそらく付けていくだろうし。「外しましょう」と国が言ったとしたって外さない人はいるだろうし、やっぱりしばらく様子を見るしか手はないですよね。
せめて記念写真のときは全員外そうとか、その時は黙ってたらいいだけですからね。

弁護士 八代英輝:
私は新幹線を利用する機会が多いので、どうなんだろうと思ったんですけど。
今新幹線に乗ると、「会話をお控えください」「マスクを着用してください」「座席を回転させて向かい合ってお話するのはやめてください」とアナウンスされる。
今後それがなくなると、座席を向かい合わせてマスクを外してお話される方々を、周りの乗客はどういう目で見ることになるんだろうなというのはちょっと気になりますね。
当事者があまり気にせずにマスクをしないとすると、周りの人たちがマスクをする形になるのか、それともそんなに気にしなくていいのか。
公共交通機関の、特に電車の中はいろいろ気にしなければいけない状況が続くんだろうなと思います。

日本医科大学特任教授 北村義浩氏:
マスクを外したら「3密」も全部取っ払っていいというわけではないので、やはり向かい合わせにして東京から新大阪まで何時間も話を続けるっていうのは、事業者の方からするとやっぱりやれないだろうなと私は思います。
基本的には、お亡くなりになる方の数だけで言うと今のオミクロンの第7波・第8波は過去3年間の中で最も厳しい。そういう観点からいうと、医療を逼迫させないという意味ではマスクは個人に任せる、あるいは事業者に任せるとしても、増やさない努力は続けるという状況は続くと思います。

弁護士 八代英輝:
喋らないようにするなり、エチケットに気をつけるなりっていう配慮は必要ということですよね。

(ひるおび 2023年2月10日放送より)