3月13日から「マスク着用」緩和へ

マスクの着用について新たな指針案が判明しました。
原則、屋内・屋外問わず個人の判断に委ねるよう、ルール緩和の方針です。
≪マスク着用の参考となる指針≫
▼新幹線や高速バスなど➡外すことを容認
▼通勤ラッシュなど、混雑した電車・バス➡着用を推奨
▼症状がある、家庭内に感染者がいる➡着用
▼医療機関、高齢者施設への訪問➡着用
▼高齢者など重症化リスクが高い人が混雑する場所に行く➡着用が効果的
政府は、自治体や事業者への周知期間が1か月程度必要ということで、3月13日から緩和する方向で検討に入りました。
5月8日には「5類」移行も控えているという状況です。
スーパー・映画館 こんな時はマスクどうする?

日本医科大学特任教授 北村義浩氏はー
スーパー・映画館➡外してもいいのでは
オフィス➡会話の頻度によって検討が必要
「マスクを外すのは、流行が収まっていることが大前提。会話の際は飛沫が飛び散らないようなボリュームで」という見解です。
日本医科大学特任教授 北村義浩氏:
基本的に、政府が3月13日から行おうとしている考え方は正しいと思います。
ただ、流行がこのまま落ち着いていればいいと思いますが、新しい変異株や大きな流行があれば、延長するとか指針の内容を少し修正するとかは大事だと思う。
この3年間、「マスクで戦ってきた」と言っても過言ではないくらい、皆さん本当に頑張ってこられた。これだけ頑張ってきたから、世界でも人口あたりの死者数は非常に少ない方なんですね。
ですから、外すことによってひょっとしたらまた流行がぶり返す、あるいはお亡くなりになる悲しい事例が増えてくる、こんなことが起こったらやはりその時は臨機応変で、またマスクを付けることができるように。医療機関の様子などを見ながら臨機応変にやっていく覚悟で「外す」というのは大事だと思います。