「イチゴとネギ」の二刀流農家に
震災前は個人農家としてイチゴを栽培していた佐藤さんは、津波で亡くなった妻、才子さんと一緒に、二十歳の頃から農業を営んできました。


農業法人を設立してのネギとイチゴの栽培。震災直後には、想像もできなかったことでした。
佐藤信行さん:「(妻は)信じられないと思っているのでは。ネギとイチゴの作業でたくさんの人が働いているので、迷惑かけないようにずっと続く会社にしたい」

コロナ禍前の2019年、初めて企画した直売会です。多くの人でにぎわいを見せていました。

訪れた人:「イチゴとネギ買った。持って帰って食べる」「こういうところで一生懸命活動しているのがいいなと」
あれから4年・・・。
コロナ禍に追い打ちをかける燃料代の高騰。ある決断を余儀なくされていました。